詰口作業

【English】
Bottling and packing operation

詰口作業は、瓶詰めの他、紙パック、少容量カップ、バッグインボックスなどへの清酒の充填作業を指す。

詰口の各工程を連続して繋ぎ、瓶詰を行うのが自動瓶詰機である。能力は最大30,000本/時間程度のものまである。充填の工程を手作業で行う場合を手詰めと称し、瓶型が特殊な場合や瓶詰本数が少ない場合に行う。

瓶詰の際、滅菌のために酒を65℃程度まで加熱する。瓶詰直前に加熱した酒を、熱いうちに瓶詰するのが熱酒瓶詰、冷酒で充填した後、熱湯などに瓶のまま浸して加熱するのが瓶燗瓶詰と称し、自動瓶詰では前者を採用している。また生酒のように加熱殺菌を行わない場合は、充填時にメンブランフィルターなどで除菌し、無菌充填を行う。

瓶詰された製品は、入味、ひびわれ、ごみなどを検査する。これを検瓶と称し、目視による全数検査が行われている。最近では目視検瓶に変わる自動検瓶機や自動検液機、入味量をチェックするウエイトチュッカーなど自動化された高性能な検査システムが導入されている。

詰口作業

詰口作業