マンガン

【English】
Manganese

マンガンは清酒中に存在すると日光着色を促進する因子となるので、と同様少ないほど望ましい。マンガンは米に多く含まれており、酸性で容易に溶出される形態のため、清酒中のマンガンは主に米由来である。また、乳酸菌の生育に必須の元素であるが、米由来の含量で十分であり、醸造用水の含量は少ないほうが良い。

醸造用水のマンガン含量は一般に0.01ppm以下であるが、多い場合にはマンガンを除去する必要がある。

分析は原子吸光法や比色法があり、鉄イオンの懸濁中に含まれて一緒に沈殿することもあるので、採取後はできるだけ早く分析することが望ましい。