御影郷
- 【English】
- Mikage Gō (Mikage area)
灘五郷の地域の一つで、神戸市東灘区 御影地区の酒蔵地帯を指す名称である。郷とは村の集合体を意味する。灘で酒造りが盛んになった1770年頃は上灘と呼ばれた地域で、下灘、今津郷を加えた三郷で灘酒造業の中核をなしていた。
その後、1828年にはさらに分化して、上灘は西組・中組・東組の三組となり、御影周辺は上灘中組となった。この中組が現代(1886年以降)の御影郷になった。その為、中郷とも呼ばれる。
御影郷には、“沢の井”と言う、室町時代(1338~1573)に後醍醐天皇に沢の井の水で酒を醸して献上したと言われる井戸が有る。現在の阪神電車御影駅の高架下にあり、住吉川の伏流水と言われている。
現在の御影郷では、白鶴・菊正宗・剣菱・福壽・灘泉・泉正宗・大黒正宗などの銘柄が醸されている。
各社リンク先
白鶴:http://www.hakutsuru.co.jp/
菊正宗:http://www.kikumasamune.co.jp/
福寿:http://www.shushinkan.co.jp
泉正宗:http://www.izumishuzou.co.jp/
大黒正宗:http://daikoku-m.com/