櫂・櫂棒

【English】
Kai: paddle- or oar-like stirring tool

タンクなど容器中に入っている液体や液体と固体の混合物を撹拌し、均一にするために使用する棒状の道具。昔は木製や竹製であったが、現在は樹脂製やアルミ製が主流である。アルミ管式のもので上部からエアーを導入し、櫂の先から吹き出させてを撹拌できるタイプもある。

使用目的に合わせて様々な形状のものがある。主なものは次の通りである。

①蕪櫂(かぶらがい):最も一般に使用される櫂で、柄の先端に蕪の形をした台を取り付けたもの。主に酒母や醪の撹拌に用いられる。

②棒櫂:撹拌部分が平らなヘラ状になっている櫂で、半切で生酛仕込んだ際に半切の隅々まで撹拌するために用いられる。

③鬼櫂:液体の接触部分が太くなった、鬼の金棒のような形状の櫂。生酛の仕込後など、物量が硬くてつぶれにくい場合に米をつぶしながら撹拌する際に用いられる。

鬼櫂

鬼櫂

櫂3種

櫂3種

蕪櫂1

蕪櫂1

蕪櫂2

蕪櫂2

棒櫂1

棒櫂1

棒櫂2

棒櫂2

棒櫂3

棒櫂3