きき酒試験法
- 【English】
- Sake tasting methods
一般にきき酒を行う手法に次のものがある。
①2点比較法(対比較法・ペアーテスト)
試料が2点あってどちらが甘いか、あるいはどちらを好むか、どちらも同じかなどを判断する方法。
②3点比較法(トライアングルテスト)
2種の試料に品質あるいは好みの差があるかどうかを知るため、3点中2点に同一試料を入れ、非同一試料を指摘する方法。
③1:2点試験法
試料(S)をあらかじめきき酒して、準備した2点の試料の内からどちらが試料(S)であるかを指摘する方法。出荷検査などに用いられる。
④マッチング試験法
A群とB群のなかから同一試料をきき酒により抜き出す方法。
⑤格付法(採点法・順位法)
ある特性や品質あるいは嗜好により順位をつける方法。酒の審査や、受入れ・出荷・工程の検査などに用いる。
以上の試験法できき酒パネルの数が少ないときは繰り返し行った方が良い。また結果は統計的手法により有意差の検定などの解析を行う。