きき猪口
- 【English】
- Sake tasting cup(s)
きき酒に用いる容器で、通常白色の磁器製のものを使用する。お酒を満たすと普通サイズものので約200ml入る。容器の内側の底には青色(暗コバルト色)の輪が2つ描かれており、この模様を「蛇の目」と呼ぶ。蛇の目の青い部分で透明度を、白い部分で着色度を判定する。
きき酒によって行う酒質の官能検査は大変デリケートなものであるから、きき猪口の色・形・大きさ・重さ・質などは同じものでなければならない。また、酒の色による影響を避けて評価したい時には、黄褐色に着色したアンバーグラスとよばれるグラスを用いることがある。