酵母仕込

【English】
Sake mashing using cultivated yeast (without yeast starter)

初添時に酒母の代わりに別に培養した酵母(液状、泥状、固形)と乳酸を添加する仕込み法を酵母仕込という。の仕込みにおいて多量の酵母と適量の乳酸が存在すれば、必ずしも酒母が必要ではない。

通常は仕込総米1t当たり400~600gの圧搾酵母(培養し固形化させた乾燥させていないもの)と、汲水100ℓ当たり300~500mℓの乳酸を加えて添仕込とし(仕込温度14~16℃)、以降は酒母使用の場合と同様に仕込んでいく。場合によっては、二日踊りとすることもある。この方法によれば、酒母を製造する必要がないので、醸造期間の短縮と省力化ができ、酒質も酒母を使用したものと大差ないので、近年多くの製造場で採用されている。