洗米機

【English】

Rice washing machine, rice-washing machinery

洗米は米粒に付着した糠を除去するために行われるもので、昔は蔵人が手洗いまたは足洗いした。1920年頃から洗米機が使用されるようになった。洗米機は大別すると下記の3つの方式に分けられる。

①ホッパーに投入された米が巻上げスクリューにより水と混合回転しながら押上げられ、上部に送られてシャワーにより洗米する方式。摩擦による砕米が出る欠点がある。

②米と水を混合タンク内で撹拌し、ワーマンポンプ・ロータリーポンプなどによって洗米と白米輸送を兼ねて行う方式。水と米を分離する分離機の設置が必要である。①に比べて洗米水を多く要するので、水分離機から水を還流して使用している工場もある。

③水流と空気の混合体（混気ジェット気泡）を米に接触させ、糠を洗い流す方式。米の割れが少ないとされる。②と同様に分離機が必要である。