四季醸造

【English】
Year-round brewing (literally, “four-season-brewing”)

四季を通じて醸造することを四季醸造という。外気温が高い季節に、冷却も行わずに清酒醸造を行うと品温が上がりすぎ、酸が高く辛くなり品質のよい酒ができない。このため、かつては清酒の醸造時期は通常冬季を主体としていた。近年になって季節労務者が年々不足する一方、清酒醸造工程の機械化が進められるにつれ、その機械の稼働率を高め生産性を上げるために、四季醸造が始まった。

四季醸造には真夏でも7~8℃の低温を空気調整やジャケット等によりつくりださねばならない。本格的に採用されるようになったのは1960年頃以降である。