清酒の香りは他の酒類に比べ穏やかであるため、発酵や貯蔵に由来する香り以外にろ過操作などを通じて接触する容器・ホース・機械類から各種の臭いが付きやすく、これらの清酒本来の臭いでない香りを総称して移り香という。移り香には油臭、ゴム臭、樹脂臭、炭素臭、袋香、ろ過臭などがあり、好ましくない香りとされている。